私の職業、現在、4社を担当させていただいております。

不動産管理業・不動産賃貸業・建設業・飲食業それぞれ代表取締役会長・専務取締役・顧問・監査役の職位についております。

一体、私の職業は何でしょう?とは言え、本来は不動産管理業だと思います

。不動産管理会社はクレーム・トラブルの宝庫です。

管理戸数の関係もあるのでしょうが、毎日と言っても過言ではないくらいに問題が発生しております。

賃貸管理で多いのは入居者どうしのトラブルです。

①騒音によるトラブル。

②利用規約を守らないことによるトラブル。

【騒音によるトラブル】

特に夜勤の入居者と日勤の入居者が混在する物件では、活動する時間帯の違いから騒音のトラブルが発生しやすいのです。

また生活時間帯が異ならなくても、夜間に部屋へ友人を招いて朝まで騒いでいるとか、楽器の演奏や大音量での音楽再生などによって隣人とトラブルになることもあります。

騒音問題は賃貸物件の構造によっても発生する可能性が大きく異なり、一般的に建物が木造の場合は騒音が響きやすいです。

実際に、騒音などが発生していないにもかかわらず、精神疾患等によって近隣から騒音などの被害を受けていると誤解し、クレームを入れてくる事例もときどきあります。

この様なケースでは、実際に騒音が発生していないため、解決できる可能性はほとんどないというのが実情だと思います。

いずれにしても騒音問題をはじめとする入居者同士のトラブルは、感情的なこじれが伴うため解決が難しく、対立している入居者のいずれかが退去するまで継続する可能性が高いといえます。

【利用規約を守らないことによるトラブル】

不動産の賃貸借契約では、賃貸物件の利用方法について規約を定めております。

判り易い例では、ペットの飼育禁止は典型的な利用規約違反です。

ペット不可物件であるにもかかわらず、規約に反して隠れてペットを飼育しているケースがあります。

また、賃貸借契約の締結時には入居者を申告することが通常ですが、申告を受けていない人がいつのまにか同居していることもあります。

女性限定で募集している物件に男性が同居しているとか、単身者限定の物件に家族連れで入居している場合には、他の入居者からのクレームが寄せられます。

このほか、居住用として賃貸借契約をした物件を会社の本店所在地などとして登記し、事務所として利用しているというケースもあります。

賃貸借契約書や利用規約に居住用であることが明記されている場合には、これも契約違反です。

ゴミ出しのルールを守らない。

共有使用の場所をいつの間に占有している等クレーム解決も私たちの役割です。

当然、高い入居率をキープし、オーナー様の収益を確保することや入居者様に快適な住空間を創出するための提案、建物を長期的に保つための提案等様々な提案できることが求められています。